アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第三十四話 舞い降りた漆黒と決着
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「・・・ああ!」
ソレイユの言葉に大きく頷くとヒースクリフと相対する。にらみ合う双方。ソレイユがルナたちのところまで戻り、腰を下ろす。
それが合図になり、再び二本の剣閃が煌めく。
◆
「さすガ、ソー君だナ」
「・・・あれ?アルゴ、いつからいたの?」
突然登場したここにいないはずの人物にルナが驚くことなく今生じてる疑問を口にした。すでに涙は止まっており、いつも通りのルナに戻っていた。
「・・・・・・途中でソー君に振り落とされたんだ・・・」
「しっかりつかまってろって言ったろ?」
ジト目で睨むアルゴに詫びれた様子がないソレイユ。ルナの頭の上にはクエスチョンマークが漂っている。
ガギンッ、ギンッ、ギンッ
三人が雑談をしている中、甲高い音が立て続けに響き渡っている。最初同様にキリトの斬撃を防御し、カウンター気味に長剣を振るっていくヒースクリフだが、キリトの速度が徐々に増していきヒースクリフの対応が間に合わなくなってきている。それを見たソレイユは誰にも聞こえない声量でボソッと呟いた。
「そう、それでいいんだよ」
その呟きと共にエリュシデータの刃がヒースクリフの防御を抜けダメージを与えた。その一撃により、ヒースクリフのHPは全損。ポリゴン片となって消えていく。
この瞬間、二〇二四年十一月七日十四時五十五分をもって、ソードアート・オンラインはクリアされ、デスゲームが終了となった。
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