第七十二話 キャンバスライフその六十四
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私達は神殿から一緒に詰所に戻りました、そこで新一君は私を見て言いました。
「ここまでキャンバスの感じですね」
「そうなのよね」
私もその通りだと頷きました。
「というかおぢば全体がね」
「キャンバスですね」
「そう感じるわ」
「そういえば高校もですね」
「でしょ?天理高校広いけれど」
それだけでなくです。
「寮もあって神殿もだから」
「おぢば全体が校舎ですね」
「そんなところね、博物館も行けるし」
「はい、ですから」
それでというのです。
「僕はそう思います」
「私もよ、そしてその広いキャンバスでね」
「これからも勉強していかれますね」
「そうするわ」
「いさんで下さいね、僕もそうしていきます」
「是非ね、じゃあね」
「また明日」
お別れの挨拶もしてでした。
この日は新一君と別れました、そして新一君はこの時からちょっとずつ変わっていくのですが私はこの時まだそのことを知りませんでした。
第七十二話 完
2021・10・12
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