アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第三十二話 骸骨の刈リ手と魔王の正体
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り、テラスで注文をして品物がテーブルに並べられると、不意にルナが疑問を投げかけた。
「そういえば、アルゴってソレイユと付き合いながいんだっけ?」
「百コルっと言いたいガ、今日は特別にサービスしとくヨ。ソー君とは、まァ、結構長いナ」
「じゃあ、ソレイユが今何してるか知ってる?」
ルナの言葉を聞いたアルゴは人を食ったような表情から一変して真面目な表情で口を開いた。
「知ってはいル。だけど、教えるワケにはいかないナ」
「そう・・・」
アルゴの返答に気を落とすルナ。そんなルナにアルゴは疑問を抱いた。
「ソー君のことが心配なのカ?」
「心配というか、なんというか・・・嫌な予感がしてね・・・」
「嫌な予感?」
「うん・・・まぁ、あくまで予感だからそんな深刻になる必要もないんだけどね」
しかし、言葉とは裏腹にソレイユの強さを知っているルナであるが、その悪い予感をぬぐい去ることはできないでいた。
「そういえば、もうひとつ聞きたいことがあるんだけど・・・ 」
「なんダ?オネーサンに答えられる範囲でいいなら答えるゾ?」
思い出したようにいうルナにアルゴはいつも通りの掴み所がない表情に戻し、相変わらずの口調で話していく。しかし、次にでたルナの言葉にアルゴは驚愕した。
「ジェネシアスって知ってる?」
ガタンッ
椅子が勢いよく倒れた音が周囲に響いた。発信源の方に目をやると、信じられないといった表情でアルゴは勢いよく立ち上がっていた。それがルナの聞いた質問の答えだった。
「知って、るんだ・・・」
ルナの呟き、アルゴは倒れた椅子を起こし座りなおす。
「ルーちゃん・・・そのこと、他のプレイヤーには言ったカ?」
「言ってないけど・・・」
「そうカ・・・なら、これはオネーサンからの忠告ダ。そのジェネシアスのことは誰にも公言しないほうがいイ」
先ほどよりも真面目な表情でそう忠告してくるアルゴにルナは疑問を禁じ得なかったが、長年(といっても二年くらい)お世話になった情報屋がこれほどまでに言ってくるのだからその忠告には従うことにするルナ。ただ、ただで従う気はなかった。
「わかった・・・その忠告は受けるよ・・・」
「そうカ、ルーちゃんがk「ただし」・・・なんダ?」
「そのジェネシアスがどういうところか教えて?」
その後、ジェネシアスのことを話すことで公言しないことを約束し、アルゴはルナにジェネシアスのことを知っているだけ話した。話し終えるころには集合時間がすぐそこまで迫っていた。
「さて、そろそろ集合時間だから行くね」
「あア、気を付けてナ」
その言葉に見送られ集合場所に足を進めようとしたとき、ルナはアルゴに一つの頼
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