第八十七話 純文学は娯楽かその十一
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「咲っちもよ」
「そんなに汗をかいてるつもりなくても」
「いや、生活してるとね」
「それだけで結構汗かいて」
「汚れも付くし垢だってね」
「出るわね」
「それに何と言っても夏だから」
またこの季節の話をした。
「余計よ」
「汗かくから」
「シャワー浴びなさいね」
「今から」
「それで身体も髪の毛も洗って」
その様にしてというのだ。
「清潔によ」
「しておくことね」
「そもそも咲っち毎日シャワー浴びてるでしょ」
「ええ」
咲もそれはと答えた。
「冬でもね、実はこれから入るつもりだったし」
「それじゃあよ」
「今から入ることね」
「気持ちもすっきりするしね」
同級生はシャワーを浴びればそうなることも話した。
「だからよ」
「入ることね」
「私もう入ったし」
「入ったの」
「晩ご飯前にね」
「そうだったの」
「ちょっと時間あったから」
その間にというのだ。
「浴びてきたのよ」
「そうだったの」
「それで髪の毛も洗ってね」
こちらも行ってというのだ。
「すっきりしてきたわ」
「そうだったのね」
「じゃあ咲っちもね」
「ええ、入るわね」
「そうしてね、入らないと気持ち悪くもあるでしょ」
「ええ」
咲もそれはと答えた。
「毎日一回入らないとね」
「それならよ、カナダから来た娘も」
「あそこ毎日入らない人もいるのよね」
「寒くてあまり汗かかないからね」
そうした国だからだというのだ。
「それでもね」
「いけるのよね」
「けれど日本に来たら」
「汗かくから」
「カナダより暖かいし」
それでというのだ。
「湿度もね」
「日本って高いしね」
「毎日入ってるしね」
「そうなってるから」
「私達だってね」
「毎日入らないとね」
「そうよ。身体奇麗になって気持ちもすっきりする」
その二つがあるというのだ。
「だからよ」
「いいわね」
「そう、じゃあね」
「今から浴びて来るわね」
咲も答えた。
「そうするわね」
「それじゃあね」
「まあシャワー浴びたら」
咲はそれからのことも話した。
「後はね」
「後は?」
「メイクも落とすから」
だからだと言うのだった。
「男の子の前には出られないわね」
「それは別にいいでしょ」
同級生は笑って返した。
「夜だし後はここでこうしたお話するか寝るだけだし」
「だからなの」
「そう、特にね」
これといってというのだ。
「ないから」
「もうメイク落として」
「それで寝たらいいわね」
「じゃあ今からね」
「シャワー浴びてね」
二人でこうした話をしてだった。
咲はシャワーを浴びた、そうして清潔になったうえで少しだけ自由時間を過ごして眠りに入ったのだ
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