暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第103話 メルクの語る真実!メルクの星屑をゲットだぜ!
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取り合えずこの場はこう言っておくしかないな。メルクさんが集中できなくて包丁が出来ないのだけは避けないといけない。


「お主らには迷惑をかけるな、ルキにも済まなかったと言っておいてほしい」
「ええ、必ず伝えます」
「なら礼代わりという訳ではないがメルクの星屑の場所に案内しよう。それも目的なのだろう?」
「本当ですか!?」


 俺達はメルクさんにメルクの星屑の場所に案内してもらった。


「おお、メルクの星屑がこんなに……!」
「すっごく綺麗です……!」


 アザゼル先生とルフェイは目を輝かせてメルクの星屑を見ていた。でもこれどうやって食べるんだ?


「メルクさん、このメルクの星屑ってどうやって食べるんですか?」
「メルクの星屑はこのままでは食べられん、レベルの高い素材をこの石で削ると粉が出てくるのだ」
「粉ですか?」
「ああ、このメルクの星屑は新種のアミノ酸で構成されていてな、それが絶品の調味料になるんだ」
「なるほど、調味料か……!」


 確かにそれなら親父が修行のメニューに入れたのも納得だぜ!


「ルキに頼んで包丁を作ってもらいなさい。そうすれば調味料も手に入る」
「ええ、当然そのつもりです。なにせその為に来たわけでもありますから」
「ほう、娘に包丁を作ってもらいに来たのか。お主が使うのか、イッセー?」
「いえ、俺の相棒の包丁です」


 俺はそう言うと彼に小猫ちゃんを紹介した。


「この子が俺の相棒です」
「イッセー先輩の相棒の小猫です!」
「ふむ……お主包丁を持っておるな?」
「えっ、折れた包丁を持っていますが……」
「見せてくれんか?」


 俺がメルクさんに小猫ちゃんを紹介すると彼は小猫ちゃんに包丁を持っていないかと聞いた。小猫ちゃんは折れてしまった包丁を見せるとメルクさんは興味深そうにそれを見つめていた。


「うむ、なにか強い想いのこもった包丁を感じたがコレだったか……良い包丁だ。使用していた者の優しさや丁寧さ、そして食材への敬意と感謝を込められている。お主の包丁か?」
「はい、元々は父様の包丁ですが……」
「そうか、どおりでお主を見守っているはずじゃ。父から娘に受け継がれたのじゃな。折れていてもここまでの存在感を放つとは……よほどお主が大事だったんじゃな」


 メルクさんはそう言うと小猫ちゃんに包丁を返した。


「この手紙をルキに渡してほしい。これまでの事情や謝罪などが書いてある」
「分かりました、任せてください」


 俺はメルクさんからルキへの手紙を受け取った。そしてその後俺の修行メニューを見て次に向かった方が良い場所を教えてもらい俺達は地上へと戻る事になった。


「メルクさん、色々ありがとうご
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