暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第103話 メルクの語る真実!メルクの星屑をゲットだぜ!
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さんは心底驚いていた。


 俺だって驚いている、だってルキは一言も自身を二代目など言わなかったからだ。


「ルキが二代目?本当ですか?」
「本当じゃよ、ルキから話を聞いとらんのか?」
「ルキは一言もそんな事を言っていませんでしたよ。そもそも俺達がここに来たのはメルクの星屑をゲットするためと行方不明になった貴方を探す為に来たんですよ」
「何故私が行方不明になっておるんじゃ?ルキには全てを話したんじゃぞ」


 俺は一応確認を取ると彼はしっかり説明したと話す。


(……まさか)


 俺はこの時点である考えに至った。だがまさかな……そんなおかしな話があるわけ無いと思うが……


「メルクさん、貴方は昔からあの拡音石を使っていたんですか?」
「あの石は最近見つけたんじゃよ、あの石を使うと蠍魔牛が直ぐに行動してくれるので助かっとる」
「マ、マジか……」


 俺は確信した。このすれ違いの原因を……


「イッセー君、どうしたの?なんだか顔色が悪くなってきたけどどこか痛むの?」
「違うんだイリナ、俺はあることに気が付いてしまったんだよ」
「あること?それってなんですか?」


 俺の顔を見て心配そうに声をかけてきたイリナ、だが俺は体調を崩したのではなくある事に気が付いたと彼女に話す。それを聞いていた小猫ちゃんが俺にそれは何なのかと聞いてきた。


「メルクさん、貴方の言ってたことはルキには伝わっていません」
「……えっ?」
「聞こえないんですよ、貴方の声は。小さすぎてまったく……」
「えええぇぇぇぇぇぇぇぇ―――――――――ッ!!?」


 俺の発言にメルクさんは今までで一番大きな声で驚いていた。本人に自覚無かったのか……


「イッセー!どういうことなの!?」
「メルクさんは6年間ヘビーホールにいたから声が小さくなったんじゃない。多分最初からあの声の小ささだったんだよ」
「う、嘘でしょ……!?」


 リアスさんは信じられないという表情を浮かべるがそうとしか考えられないんだ。俺だって嘘だと思いたいよ、ルキの6年間の心配が声が聞こえなかったからなんて思える訳ないだろう。


「で、でもおかしくない?いくら声が小さくても一緒に住んでいたら気づくものだと思うけど……」
「普通はな、でもルキが天才だったのもあったんだろう。なにせ見て技術を覚えたくらいだ、メルクさんからしたら覚えが早過ぎるから特に指摘する事をしなかったんだろう」
「確かに間違っていたらそれを指摘しようとするだろうけど、指摘することがないくらいルキさんが凄かったんだね……」


 これでルキが凡人の腕前しか無かったら何処かで気が付いていたかもしれないが天才だったので特に注意することが無かっ
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