第六百八十七話 カナディアンサンドイッチその九
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「是非ね」
「アイスワインにしたんだ」
「そうなの」
まさにというのだ。
「ここはって思って」
「切り札だね」
「そしてデザートはね」
メアリーは微笑んで話した。
「林檎のタルトよ」
「いいね、カナダの果物っていうと」
笑顔でだ、トムは応えた。
「第一はね」
「林檎よね」
「それでそこにね」
「メイプルシロップをね」
「たっぷりかけるんだよね」
そうするというのだ。
「そうして食べるのが」
「カナダでしょ」
「そうだよね」
「ええ、だからね」
それでというのだ。
「今夜のデザートは」
「メイプルシロップをたっぷりかけたなんだ」
「林檎のタルトよ」
「それもいいね」
「じゃあ鯨のステーキと」
それにというのだ。
「カナダのトマトメインのシチューと」
「ラム酒入りのマーガリンを塗ったトーストが主食で」
「ワインは白のアイスワインで」
それでというのだ。
「デザートはよ」
「それなんだ」
「そうするわ」
「いいね」
「絶対によ」
メアリーは決意している顔で述べた。
「カナダ料理をよ」
「宣伝して」
「知ってもらって」
「カナダ自体もね」
「知ってもらってね」
そうしてというのだ。
「きっとよ」
「メジャー国家にするね」
「これでも国力は連合トップクラスで」
「人口だってね」
トムはこちらもと話した。
「決してだよ」
「少なくないでしょ」
「そうだよね」
「百億いたら」
それだけの人口がというのだ。
「もうね」
「結構なものだよ」
「連合の中でもね」
「流石に千億とかには負けるけれど」
中国が千八百億でアメリカが一千億だ、この二国はそれだけの人口を擁していてそこからも連合全体で幅を利かしているのだ。
「けれどね」
「少なくはないわ」
「そうだよ、国力は高くて」
「人口も結構多くて」
「星系だってね」
即ち領土もというのだ。
「広いよ」
「しかも色々な人がいるよ」
シッドはカナダのこのことを話した。
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