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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百三十七話 山下テツヤ その1
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第二百三十七話 山下テツヤ その1

リンクマスター協会の地下にはカエデの生徒達が集まっていた。
「お久しぶりです、先生...」
「まさか、あなたがオージを助けてくれるとは思ってなかったわ、テツヤ...」
「オージを助けたのは、キリカと取引をしたからです...」
「取引...?」
「ええ。キリカがこれ以上、オージの経営する心療内科ハートクラッシャーを受診した人々に危害を加えないことです...!」
テツヤの言葉にマサタカが怒りをあらわにする。
「貴様ァッ!」
「マサタカ、よしなさい...なるほどね、あくまで我々の仲間になるつもりはない、ということね...」
「それはちがいます、確かに俺の狂撃波動は切り離しが可能ですから、仮に先生に力を奪われても、体から力そのものである狂撃波動を切り離してしまえば、俺は死なずに済みます。でも、力を失った後で先生に粛正されることを考えたら、先生を裏切ることはできませんよ...」
「それがあなたの本音...と、受け取っていいのかしら?では、なぜ、キリカの証拠隠滅を妨害したのかしら?」
「わざわざ、証拠隠滅のために、オージの心療内科ハートクラッシャーを受診した人々をキリカの狂撃波動で自殺させる必要がないからです...」
「それはどういう意味かしら...?」
「オージの心療内科ハートクラッシャーを受診して、断罪者(社会不適合者)にされた人々は俺がすでに自分の狂撃波動で正常な状態に戻しました」
「なるほど...石間コウイチと同じ方法ね、でも、オージが警察に捕まった場合はどうするの?」
「先生、それはオージがあの場で石間コウイチに始末されればよかったということですか?」
次にオージがカエデに泣きそうな顔で問いかける。
「先生!それは本当ですか?」
「本当なわけないでしょう...なら、こうしましょう、オージ、あなたには今後、警察に絶対に見つからない場所に一時的に隠れていてもらいましょうか?」
「警察に絶対に見つからない場所...?」
「みんなが怖がるから、あんまり使いたくなかったんだけど...」
オージの全身が狂撃波動と化してカエデの全身に吸収されていく。
「先生!さっきと言っていることが違いますよ!」
「安心なさい...別にあなたを殺しはしないわ...あなたにはすこし、私の体内に隠れていてもらうだけ...」
「うわあああああああああああああッ!怖いよぉぉぉぉぉぉぉっ!誰か助けてくれぇぇぇぇッ!」
カエデと一つになっていくオージを見て、マサタカが恍惚の表情を浮かべる。
「くっ...!オージのやつめ...なにがそんなに不満なんだ!くそぉッ!なんて、うらやましいんだァ...?」
マサタカの反応を見たキリカが呆れると同時に呟く。
「イカれてやがる...!」
カエデの体内に吸収されるオージ
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