第一章
[2]次話
音痴の路上ライブ
最近福岡の路上で話題になっている路上ライブの歌手がいた、女子高生の須藤裕香丸顔で大きな垂れ目で笑った唇で黒髪をおかっぱにしている一五六程の背で脱いだらかなりの胸と尻を誇る彼女はクラスメイトの高島蘭すらりとした長身で細面ではっきりした切れ長の目で黒髪をポニーテールにした彼女に言われた。
「その歌手が何でもね」
「凄いからなの」
「今日聴きに行かない?」
こう言うのだった。
「部活の帰りに」
「卓球の」
裕香は自分達が卓球部であることも話した。
「それからなのね」
「そう、博多の中州の方で歌ってるらしいから」
「そこに行って」
「見てみましょう」
「そうするのね」
「凄い目立つ人らしいから」
それでとだ、蘭は裕香に話した。
「行けばどの人かわかるらしいわ」
「そうなの」
「だから今日ね」
「ええ、部活終わったら」
「中州行ってみましょう」
「それじゃあね」
裕香も頷いてだった。
そのうえでまずは部活に出てだった。
汗をかいた、それから中州に二人で言ったが。
夜の街の中に博多ラーメンと中州ならではの雰囲気の中に入り裕香は蘭にそっとこんなことを言った。
「変な人に声かけられたら」
「逃げましょう」
蘭もこう返した。
「ここ中州だからね」
「ちょっと女子高生が入るにはね」
「あれな場所なのは事実だし」
「そんな人いたらね」
「逃げましょう」
身の安全の話もしてだった。
二人でその歌手を探した、その歌手の名は無謀ボカロといった。
その名前の歌手を検索すると丁度中洲のど真ん中にいると出た、それでそこに行くと人だまりが出来ていて。
歌声が聴こえたが二人はその歌声を聴いて仰天した。
「な、何この歌」
「滅茶苦茶下手じゃない」
「これアニメの主題歌よね」
「東京マンジなあれのOPだけれど」
「こんな下手なのってないわ」
「カラオケで一桁いくわよ」
二人はその歌にまずはこう言った、そして。
人だまりに入って半月型になっているそれに囲まれている人を見ると。
若い黒髪を短くしたジーンズ姿の男がギターを演奏しつつ歌っていたが。
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