第一章
[2]次話
さぼれない部活
中学でレギュラーそれも主力言われるまでになっている大好きなバレーボールがさらに上手になりたい、そう思ってだ。
黒谷史奈黒髪をショートにしていてすっきりした感じの顔ときりっとした目鼻立ちに均整の取れたスタイルの彼女は。
高校はとあるバレーの強豪校に進学したがここでだった。
部長の厳島瑠璃子、波がかった腰まである赤髪を後ろで束ねた一六七の引き締まった身体で如何にも気の強そうな顔立ちで顎がすっきりした彼女は史奈をはじめとした新入部員達に言った。
「うちは厳しいし一旦入ったら部活から逃げられないけれどいいわね」
「はい、そのつもりで来ました」
「だから入部しました」
誰もが真剣な顔で瑠璃子に応えた。
「宜しくお願いします」
「これから」
「いい返事よ、では早速来なさい」
こう言ってだ。
瑠璃子は新入部員達をバレー部の女子寮に案内した、奇麗でまとまった感じのある建物とその中、部屋や洗濯場や浴場それにトイレに室内トレーニング場まで案内してだった。
瑠璃子はあらためてだ、史奈達部員達に話した。
「ここで卒業まで過ごしてもらうわ」
「それで、ですか」
「ここで暮らしながらですか」
「練習していくんですね」
「そうですね」
「そうよ、もうさぼるとかそういうことはね」
瑠璃子は真剣な顔で言った。
「ないわよ」
「ここで暮らすから」
「だからですね」
「卒業までバレー漬けになる覚悟があるなら入りなさい」
こう史奈達に話した。
「いいわね」
「そのつもりです」
「だからここに来ました」
誰もが真剣な顔で応えた。
「バレーをします」
「そして勝ちます」
「その意気よ、じゃあ早速着替えて練習よ」
瑠璃子は笑って応えた、そしてだった。
実際に部活の練習をはじめた、その中に史奈もいてだった。
史奈は寮で同じ部員達と共に過ごしながらだった、朝から晩まで部活の練習に励んだ。朝練に放課後の練習にだった。
夕食後のミーティング等も行われ兎角バレー三昧だった、高校の三年間をそうして過ごし大学にバレーの選手として進学し。
大学でもバレーに励みそこから企業のチームの選手にもなりオリンピックにも出場し活躍してだった。
引退して今は会社で普通に働きつつコーチをしているがあるバレーとは関係ない若い社員にこう言われた、見れば明るい感じの男性社員である。
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