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増柿珍太郎の受難
増柿珍太郎の受難
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身と悪魔の半身を持っているかのようだ。
 身も、心も。女性とは、そういうものである。

「はあはあハァハァ、ハァハァハァハァ……ああ、茜ちゃんの、茜ちゃんの匂いがする!」

 しかし好意を抱く女性の匂いとなれば話は別だ。
 気がつくと珍太郎はズボンをずり下げて片手でパンツを嗅ぎ、片手で己の分身を激しく扱いていた。

「あ、あ、も、もう……お、おおッ! ぬっ、くっ、ヌ、イクッ、イックッ!」

 珍太郎のペニスの先端から迸ったザーメンがフローリングの床に着弾した。

「はぁはぁはぁはぁ……や、やってしまった!」

 性欲あふれる若者の射精欲求は一度放っただけではおさまらない。それでも理性が戻った珍太郎はなおいきり立つ己の分身を強引にズボンにおさめてティッシュで床を拭い粗相の痕跡を消して手にしたパンツを元の場所に戻す。

「先生、待った?」
「ううん、べつに。これ、ずいぶんと散らかってるね」
「濡れたままでいるのが気持ち悪くて早くシャワーを浴びたかったの」

 珍太郎は平静を装い、着替えてきた茜を出迎えることに成功した。

 夜。特にあやしまれることなくいつものように茜に勉強を教えて家に帰った珍太郎のスマホに茜からの通知があり、添付されていた動画を見て愕然とした。
 そこには先ほどの恥態が、女子小学生の使用済みのパンツを鼻に押しつけて下腹部を露わにして自慰に耽る破廉恥な姿があった。

『これをみんなに見せたら先生の人生終わっちゃうね。あたしの奴隷になるって誓うか人生終わらせるか選んで』

 この夜、増柿珍太郎は藤田茜の奴隷となった。



「服を脱いで」
「え?」
「服を脱ぎなさい」
「は、はい……」

 小学生に命令され、全裸になった珍太郎は羞恥に頬を赤く染めた。

「あら、ずいぶんと小さいのね。先生のおチンコ。それに皮被りでまるで芋虫のようだわ」
「ううう……」
「その醜く惨めな包茎チンコで何をしていたか、言いなさい」
「ぼ、僕は茜さまのパンティをオカズにオナニーしてしまいました!」
「ふふふ、よく言えたわね。素直でよろしい」

 小学生とは思えない嫣然とした微笑みを浮かべた茜は黒いタイツに包まれた美脚を悠然と組み替えた。


(ああッ! 『氷の微笑』のあれだ!)

 レザースカートの奥、黒いタイツ越しに紫色のパンツが一瞬だけ珍太郎の目に映る。

「今、あたしのパンツ見たわね」
「あっ、す、すみません」
「……また勃起してる。これを見て思い出しちゃったの?」
「あ、はい……」
「勃起しても完全には皮が?けきれないなんて、なんて哀れで惨めな包茎チンコなのかしら」
「て、手を使えば剥けます」
「おだまり! 一人前の男なら普段からずる剥けていて立派な亀頭
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