最終話 幸せな絵その三
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」
「そうなんだけれど」
猛は眉を曇らせて雅に言う。まだグラウンドを二人で話しながら。
「だからプールは」
「何か猛って」
その猛の言葉を聞いてだ。雅は。
こうだ。その猛の横顔、共に走る彼のそれを見て言った。
「変わったわね」
「変わったって?僕が?」
「ええ、変わったわ」
こう言ったのである。
「しっかりしてそれでね」
「それでっていうと」
「私を本当に好きになってくれたのね」
幼馴染みからだ。恋人になったというのだ。
「昔はそうじゃなかったじゃない」
「確かにね。プールに行ってもね」
「私のスタイルを他の人に見せたくないなんて言わなかったわよね」
「思いもしなかったよ」
まさにそうだとだ。猛自身も言う。
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