264 護符を進化させる
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の隙にブーメランを投げた。投げたブーメランから光線が放たれスターリンの周囲で爆発を起こした。その威力は増していく。スターリンはまた新しい鉄の壁を出現させた。
「新しい壁を作ったか!」
濃藤は北勢田が作った人造人間に剣を向けた。人造人間のレーザー光線が強化される。スターリンが作った新たな壁を次々と破壊していった。そしてアイヌラックルがスターリンの真上から雷撃をお見舞いさせた。
日高、岡本、そしてトロツキーは留めを刺し、護符の所有者達は皆殺しで勝負はついたと思った。しかし、ワラジムシやマリアの所より光が見えた。
「何だ、あの光は!?」
そこに一人の巨大な天使が現れていた。
「我が名は大天使カマエル。この護符の所有者に力を貸す」
聖母マリアもワラジムシも全てが押されていく。そして青と橙の光も見えた。さきこの琥珀とサファイアが光っていたのだった。ワラジムシが小さくなっていく。そしてマリアもカマエルと交戦する形となっていく。そこには護符の所有者達も加勢していた。
「羽柴さりさん、貴女の護符に私の宝剣に宿る七つの天使の能力を分け与えました!これで打ち勝てば貴女の護符はもっも強くなれる筈です・・・!!」
「テレーズ・・・。うん!」
「くたばれ!!」
尾藤もボールをシュートさせた。炎を吹き出してマリアを襲う。その際、さきこのサファイアが光り出し、良好な機会を尾藤のボールに授けた。ボールがマリアの腹部に当たる。そしてボールの炎でマリアは燃えていく。
「ま、また我がマリア様が・・・!!」
「トロツキー、あいつらを早く始末しろ!!」
「あ、ああ!!」
トロツキーは早く護符の所有者達の身体をバラバラにすべく抹殺の術を行使した。しかし、何も起きない。
「な、何故だ!?」
「この琥珀でアンタの能力は吸い込ませて貰ったわよ!」
さきこの琥珀の能力がトロツキーの能力を吸収していたのだった。
「こっちからアンタの能力をそっくりそのまま使わせて貰うわ!」
さきこの抹殺の術が行使される。
(な、抹殺される!!)
トロツキーは危機を感じた。そして武装解除の術を使う。さきこの宝石達は無力化された。しかし、テレーズが出した神・カマエルとさりの護符の能力がトロツキーを、岡本を、日高を襲う。
「ちい、こいつら!!」
日高は火炎瓶を投げた。
「やられる訳にいかないわ!」
さりの護符がまた光る。大地が爆発した。そして水が湧き出て火炎瓶を大水で濡らす。この迎撃には日高も仰天した。
「こうなったら、貴様ら、なんとでもこっちの側につかせてやる・・・!!」
トロツキーは催眠攻撃を試みた。だが、効かない。護符の光が長山の眼鏡にも充てられていた。長山の神通力の眼鏡から金縛りの術が掛けられていた。
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