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展覧会の絵
最終話 幸せな絵その一
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は順調です」
 心の傷の回復、それはだというのだ。
「私が何とか彼女達の話を聞いて」
「そしてだね」
「傷を癒しています。枢機卿がそうされている様に」
「罪人に汚された子羊達は救わなければならない」 
 十字は淡々とこうも言った。
「それ故にね」
「救済も務めですね」
「神に仕えるのならね」
 十字の務めは裁きの代行だけではなかった。
 子羊達の救済、それもだった。そして十字はこのことに対しても忠実だった。
 彼は淡々とだ。こう神父に述べた。
「必ず果たすよ」
「それもいつも通りですね」
「うん。じゃあ今は日曜だから休んでね」
「そうしてですね」
「明日からね」
 その明日からだ。為すことは。
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