第十八話 我が子を喰らうサトゥルヌスその九
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最後の苦しみの為にね」
「生きたまま首を切ったっていうのね」
「そう。鋸でゆっくりとね」
切ってだ。そのうえで裁きの代行を下したというのだ。
「喉には食べてもらった眼球や内臓の切れ端がまだ残っていたよ」
「自分の内臓まで食べさせた・・・・・・」
「裁きの代行には絶対の恐怖と絶望、そして苦しみをじっくりと時間をかけて与える」
彼の裁きの下し方も告げた十字だった。
「その為にもね」
「お兄ちゃんを殺したっていうの」
「そう。そして君の裁きの代行を見てもらうんだ」
一郎、彼にだというのだ。
「穢れた罪を共有する彼にね」
「一体これから何をするつもりなのよ」
雪子は自分がどうして殺されるのかを十字に問うた。
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