第一章
[2]次話
チョコレートは全部食べろ
通っている高校のバスケ部のレギュラーである諸星一人はアイドルの様な顔立ちで明るく背も高く髪の毛も奇麗でもてる、それでバレンタインになるとだ。
女の子達から沢山のチョコレートを貰う、それで彼の机はチョコが山積みになるが。
「また随分と貰ったな」
「何十あるんだ?」
「クラスの女子全員から貰ったな」
「他のクラスの娘達からもな」
「いやあ、嬉しいよ」
一人はクラスメイト達に笑顔で応えた。
「こんなに貰えるなんて」
「お前人気あるからな」
「だからだな」
「それでそんなに貰えたな」
「いいことだな」
クラスメイト達も嫉妬しない、このクラスに誰がどれだけ何を貰ったからといって嫉妬する者はいないのだ。
だがここでだ、あるクラスメイトがこんなことを言った。
「問題はこのチョコどうするかだな」
「ああ、そうだな」
「貰ったことはいいこととして」
「一体どうするか」
「それがモンぢあだな」
「いや、決まってるよ」
一人はその言葉に頷いたクラスメイト達に笑って返した。
「貰ったらお礼をしてそして」
「食うのかよ」
「そのチョコ全部」
「そうするのかよ」
「そうしないと駄目じゃないか」
こう言うのだった。
「やっぱり」
「えっ、何十もあるぞ」
「全部って言ってもな」
「そのチョコ全部食うのかよ」
「そうするのかよ」
「全部お茶菓子やおやつにしてね」
そうしてと言うのだった。
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