第六百八十六話 カラフルにふんだんにその九
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「あったよ」
「千年の間にね」
「よく連合は江戸幕府とか言われるね」
「それか神聖ローマ帝国ね」
「江戸幕府って平和で」
「各国、藩の権限が大きくて」
「そうしたところが連合に似てるから」
それ故にというのだ。
「連合は言うなら江戸幕府だって言われるね」
「日本にあったね」
「それでその江戸幕府も」
俗に江戸時代と言われている、長い平和が続き安定した中で様々な産業や文化が発展した時代である。
「何かとあったしね」
「ないのは戦争だけで」
初期の大坂の陣と島原の乱そして幕末の長州征伐以外はなかった。二百年にも渡って平和が続いたのだ。
「もうね」
「何かとあったわね」
「それでカナダもね」
「色々あったわ」
「千年の間にね」
「人口も増えたし」
三千万程から百億程まで増えている。
「発展もね」
「しているわ」
「政権交代とか大規模な改革とか」
「あと災害もね」
「あって」
「本当に何かとあったわ」
「それで歴史の本が薄いなんて」
カナダのそれはというのだ。
「間違ってもね」
「ないわね」
「そう言えるよ」
事実シッドは力説していた。
「本当にね」
「そうよね」
メアリーもそれはと応えた。
「カナダも」
「それで有名人もね」
「その千年の間にね」
歴史のというのだ。
「かなりね」
「出ているよ」
「そうよ、そして」
「お料理も」
「こちらも」
まさにというのだ。
「かなりね」
「あるよ」
「そう、だからサンドイッチも」
この料理もというのだ。
「カナダ料理はレパートリーがなくても」
「そう言われていても」
「サンドイッチについては」
「あるね」
「そう言っていいわ」
まさにとだ、メアリーも強い口調で言った、彼女も力説した。
「だからね」
「サンドイッチもだね」
「作るわ」
カナダのそれをというのだ。
「是非ね」
「そうするね」
「ムースや熊のお肉に」
それにというのだ。
「鯨やカイギュウもね」
「ステラーカイギュウだね」
「そうしたもののお肉も使って」
「作るね」
「そうするわ」
「カナダのサンドイッチはいいからね」
シッドは笑顔で話した。
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