暁 〜小説投稿サイト〜
展覧会の絵
第十七話 死の島その十四
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
 そのどちらもだというのだ。
「辛かったわ。だからああして」
「線路に身を投げようとしたんだ」
「そうだったの。けれどね」
 だがそれでもだというのだ。
「今は大丈夫だから」
「そうなんだ。それは何よりだよ」
「ええ。それで理事長もあの四人もいなくなって」
 それでだと。雅は上を見上げた。そのうえで猛に言うことは。
「ほっとしてるわ」
「もう雅を苦しませる人達はいないね」
「ええ、いなくなったわ」
 そしてそのことがだというのだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ