第十幕その三
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「そうなってきたね」
「いい運動になるね」
「先生って運動しないけれど」
「これはいいカロリー消費になるね」
「そうなるね」
「そうだね」
笑顔でお話する先生でした、ですが。
皆はここで先生の靴を見て言いました。
「あっ、泥付いてるね」
「革靴にね」
「後で泥取ろう」
「靴磨こう」
「そうしようね」
先生も応えます。
「じゃあ僕が磨くよ」
「いや、それはいいからね」
トートーが笑って答えました。
「先生は何もしなくていいよ」
「靴のことはね」
ダブダブも言ってきました。
「アイロンがけもだけれど」
「家事は私達に任せてね」
ポリネシアの声は頼りになるものでした。
「いつも言ってる通りにね」
「靴は毎日僕達が磨いてるじゃない」
ホワイティも言います。
「スーツのアイロンがけだってね」
「お洗濯にしろそうで」
「今日のお掃除は特別だけれどお家のお掃除もそうじゃない」
チープサイドの家族もお話します。
「だからね」
「僕達に任せてね」
「先生家事は本当に駄目でね」
ガブガブはこのことから言うのでした。
「靴磨きだってそうでしょ」
「もうしたら靴ズミだらけになるんだから」
チーチーは仕方ないなというお顔で言いました。
「もう身体中がね」
「普通靴磨きであそこまでならないよ」
ジップもその時の先生のことを言います。
「そうなるからね」
「先生、家事や身の回りのことは任せて」
「僕達にね」
オシツオサレツの二つの頭での言葉は頼りになるものでした。
「その為に僕達がいるんだし」
「先生のお世話をするのが僕達のお仕事じゃない」
「だからいいね、靴磨きもね」
老馬も先生に言いました。
「僕達がするよ」
「いつもそうだね、身の回りのことは君達にしてもらっているね」
先生はその皆に申し訳なさそうに応えました。
「悪いね」
「悪くないよ」
「誰だって得手不得手があるじゃない」
「先生は家事が不得意ってことよ」
「そういうことだから」
「いいんだね、じゃあお願いするね」
靴を奇麗にして磨くことはというのです。
「お願いするね」
「そうしてね」
「日本じゃ自衛官の人達はそれぞれ靴を磨くけれどね」
「それでいつも奇麗にしてるけれど」
「先生には僕達がするからね」
「安心してね」
「そうさせてもらうね」
先生も応えてでした。
皆でお掃除をします、そしてそれが終わるとでした。
皆先生の靴を磨いてそうしてお掃除の中で付いてしまった先生のスーツのゴミも取りました。そうしてです。
その後で紅茶を飲んで皆に言いました。
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