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展覧会の絵
第十七話 死の島その十三
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?」
「一体どんなサイコだ」
「頭がいかれてるな」
「しかもな」
 それに加えてだった。由人のその無残な骸の傍には。
 一枚の札があった。そこにはこう書かれていたのだ。
『あと二人』
「何だこの文字は」
「一体どういう意味だ?」
「あと二人って何だ?」
「犯行予告か?」
 警官の直感でこれはわかった。
「ひょっとしてな」
「そうだよな。それみたいだな」
「というと次は誰が殺されるんだ」
「この理事長とあの四人の接点もな」
 このことはわからなかった。警察では。
「なかったよな」
「ああ、エリート学習塾の理事長とただの不良共か」
「何の接点もないな」
「ああ、どっからどう見てもな」
「それで何だ?」
「この言葉の意味は」
 それは彼等がどれだけ考えてもだった。
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