第十七話 死の島その十二
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これです」
十字は鼠達、何匹もいて水槽の中にいる彼等を出した。空の水槽の中に。
そして金属の銀色の桶も持って来た。その鼠達を水槽から出し。
由人の腹の上に置いた。そこからだった。
鼠達の上に桶を置いた。そうしたのである。
由人は十字が何をするのかわからなかった。だがわかっていることがあった。
それは十字が彼をこれから鼠達、今彼の腹の上にいて動き回りくすぐらせているそれ等を使って処刑をすることだ。そのことはわかっていた。
その十字がだ。由人に言ってきたのだ。
「ではこれからです」
「この鼠達を使ってか」
「裁きの代行を行います」
そうすると告げてだ。桶の上に。
青白く四角いものを幾つか置いた。それは。
「固形燃料です」
「燃やす。何故だ」
「すぐにおわかりになられます。貴方ご自身で以て」
こう答えてその固形燃料を燃やす。すると。
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