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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百三十一話  温泉旅行 その4
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リョウタロウの狂撃波動を受けたキリカの全身を狂気が支配し、キリカはその場で膝を折って、うずくまってしまう。
「ぐ、ぐあああああああああ...リョウタロウ...貴様...先生の生徒である...私を攻撃することが...どんなことを意味しているのか...わかっているのか...!」
「わかってるさ...僕は先生の生徒に攻撃した...僕はこれで完全に先生を裏切ったことになる...僕はもうすぐ、先生に力を奪われて死ぬ...でも、おまえを戦闘不能にすることで、僕は、少しの間だけ...お前から家族の命を守ることができる...」
自らの命を犠牲にして、危険から家族の身を守る...それこそが、能野村リョウタロウが自らに下した最後の決断...。
一時的に戦闘不能状態になったキリカが地面に手をかざし黒いシミを展開する。
キリカはその黒いシミの中に入って、旅館から去る。
リョウタロウの裏切りを感知したカエデによって、リョウタロウの体から、過去にカエデが授けた力が失われていく。
リョウタロウの顔や、全身がミイラのように干からびていく。
「石間さん...」
「なんだ...」
「家族を...お願いします...」
「悪ぃが、俺の仕事は警察じゃないんでね...でも、知り合いに女刑事がいる、そいつに頼んでみるさ...」
「あ、ありがとうございます...!」
ミイラと化したリョウタロウが俺に笑いかける。
それが能野村リョウタロウの最後だった...。

次回予告 温泉旅行
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