263 本部境界の激突
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方へと向ける。一行は谷の中に入った。その谷には大きな川が流れている。
「なんか、喉乾いたわ」
鈴音が呟く。
「それじゃああの川の水を飲んで休憩しましょうか」
ありは鈴音の意見を受け入れ、奏子は川のそばで羽衣を着陸させ、皆を下ろした。少し休憩する。
「それにしても・・・」
北勢田は見回した。
「北勢田君、どうかしたの?」
ありが質問した。
「いえ、その、奴等が来てる気がして・・・」
「そうね・・・、それじゃあ・・・」
ありは神を召喚した。アイヌラックルが召喚された。
「アイヌラックル、付近に怪しい人がいないか見回してくれるかしら?」
「了解した」
アイヌラックルはその場を離れて周囲の巡回に当たった。
(一体どこに・・・!?)
すぐして、アイヌラックルが戻って来た。
「皆の者、来ておるぞ!北の方角だ!」
「来たか!」
濃藤は剣を突き刺した。結界を発動させる。北勢田も電脳の矛で巨大人造人間を作り上げた。
「この人造人間で返り討ちにしてやるぜ!」
人造人間は北の方角へと進む。そしてレーザービームを発射させた。だがそのビームが防がれた。巨大な鋼鉄の槍がビームを防いで突入してきた。
「な、鉄の槍だと!?」
「こうなったら・・・」
悠一がテクンカネを発動させた。武装したアイヌの兵団が現れた。
「おお、我が仲間ではないか!皆の者、迎撃だ!!」
「おう!」
シャクシャインは悠一が召喚したアイヌの兵団と共に鋼鉄の槍を破壊しようと試みた。アイヌの兵団の放った矢が次々と槍を破壊していく。人造人間も必死でビームを保った。そして完全に槍が粉砕された。
「やった!」
「それにしてもあの槍を放ったのは・・・?」
ありは周囲を見回した。その時、上空から金属の巨大な塊が降ってきた。何とか濃藤が産み出した結界で防御はできたものの、それも少しして破られそうになってしまう。
「私が守ろう!」
アイヌラックルが巨大な塊を落ちないように下から押さえた。
「溝口みゆき!お主の武器でこの塊を破壊せよ!」
「うん!」
みゆきがブーメランを投げて塊を破壊する。粉々に砕け散ったが、その破片があり達を狙うように襲う。奏子が羽衣を投げて巨大化させ、皆を守った。
「貴様らか、杯の所有者の少女を取り替えさんとする輩は」
一人の男が現れた。
「誰だ!?」
悠一が尋ねた。
「私はスターリン。鋼鉄の男だ。纏めて静粛させてもらおう!」
ありはかなりの強敵と感じた。
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