263 本部境界の激突
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る言葉を使う。
「従え、従え、従え・・・」
長山は眼鏡でトロツキーの行動を読み取った。
「この人、僕達を洗脳させる気だ!」
「何やて、この野郎!!」
尾藤はボールを素早く蹴る。トロツキーの顔面を狙った。トロツキーの顔がボールに当たる。そしてさきこのルビーが光り出した。ボールの威力が上がる。トロツキーに当たったボールは顔にくっついたまま離れない。そのまま炎を吹き出した。
「お、おおお!!」
トロツキーは顔の火傷で苦しんだ。そして武装解除の術で強引にボールを離した。
「この小僧・・・!!」
トロツキーの顔の右半分が焼け、眼鏡も壊れた。
「よし、某もやるぞ!」
「私も行きます!」
清正とテレーズも動き出す。清正が時の槍を刺し、トロツキーの動きを一時的に封じた。そしてテレーズが宝剣で完全に封じ込めようとした。
「大天使ガブリエルよ!」
大天使ガブリエルが召喚され、トロツキーを粛清させる言葉を告げる。
「外道め・・・!!」
だがガブリエルが動かなくなる。
「ど、どうしたの?」
その場に聖母マリアが現れた。
(このマリアは確か・・・!!)
長山はこのマリアに見覚えがあった。このマリアを召喚できるのは・・・。
「全く、かのトロツキーでも苦戦すると思ったぜ」
別の人間が現れた。
「あ、貴方は、赤軍の岡本公三!!」
「覚えていたか!」
そしてまた別の人間もいる。その男が何か投げた。長山は素早く何を投げたのかを察知した。
「あれは・・・!!火炎瓶だ!!」
「火炎瓶!?」
さきこはエメラルドを出して防御を高めた。そしてもと子の玉が黒く光る。火炎瓶を撥ね返し、破壊された。
「あれも赤軍か・・・?」
「岡本、トロツキーの手助けにお前が出向いた事は正解だったな」
「貴方も赤軍ね?」
「そうだ。俺は日高敏彦。ゾウリムシとワラジムシの話が好きな男だ!これでも喰らえ!」
日高はある物を出現させた。それは巨大なワラジムシだった。
「な、何なの、これ・・・!?」
さりは若干、その巨大なワラジムシに気味悪さを感じた。
「このワラジムシは貴様らの異能の能力を食い物とする!もう何もできんぞ!」
さり達はアンヌ王妃に敗れた時かそれ以上の絶望を感じるのであった。
あり達は杯の所有者を奪還する為に移動を続ける。方角は妲己が去って行ったとされる場所だった。濃藤は運命の剣を周囲に向けていた。その時、東北東の方角に向けると刀身が白く光った。
「もしかしたら向こうの方角にりえちゃんがいるかもしれないな」
濃藤はりえがいると思われる方角を探知しているところだった。
「うん、そっちの方へ向けるわ」
奏子は羽衣を絨毯のように広げて皆を乗せていたのだった。羽衣を東北東の
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