第十七話 死の島その九
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ズ、カマンベールを出した。そのチーズをだ。
かじりブランデーを飲みながら。やはり不機嫌な顔で言ったのだった。
「薬がないのは寂しいな。酒だけしか楽しめないとは」
「女の子はどうかな」
不意に後ろからだ。囁く声がしてきた。
「それがどうかな?」
「?誰だ」
「死だよ」
由人が後ろを振り向くとそこには誰もいなかった。その代わりに。
振り向いて死角になった身体の前の方からだ。また声がしてきたのだった。
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