第一章
[2]次話
ヤンデレ奥さんはかえって可愛い
三木谷言葉は九十はある胸に黒いロングヘアと優しい感じの整った顔立ちがトレードマークである。サラリーマンの満明の妻で在宅ワークもしている。背は一五八程だ。
夫婦仲はいい、だが。
「浮気はしないでね」
「わかってるって」
「浮気しない様に」
自分より十五センチ位背が高く卵型の顔に眼鏡に細い目が印象的な夫に対して思い詰めた顔と声で言ってだった。
夜はいつも自分から強く迫ってだった。
搾り取る様に夫婦生活を行う、それで実際にだ。
「元々そんな気はないけれどね」
「その気がない位にですか」
「毎晩激しくだよ」
満明は親しい部下に笑って話した。
「夜も過ごしているよ」
「そうなんですね」
「心配症なんだよ、それでね」
「課長が浮気しない様に」
「そうした感情ってあれだよね」
「はい、男の本能が出て」
「なるって一面があるからね」
こう部下に話した。
「それならだよ」
「その本能をですね」
「鎮めるとね」
「浮気しないですね」
「それで妻はだよ」
「毎晩ですか」
「凄いよ、いやそうした奥さん持つと」
満明は部下に笑ったまま話した。
「本当に浮気はね」
「しなくなりますか」
「そうだよ」
「浮気は本能を鎮めることですね」
「そうすればしなくなるよ」
「そう思うと奥さんはわかってますね」
「それがいいんだよ」
こう部下に話す、だが。
満明が法事等で彼の従姉や妹と話してもだ、言葉は。
家に帰ると思い詰めた顔になって彼に言うのだった。
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