第十七話 死の島その二
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「手前、何しやがる!」
「言った筈だよ。この世で最も恐ろしい責め苦を与えるってね」
「そうして殺すってのかよ」
「そうだよ」
その通りだと言いながらだ。そのうえでだった。
十字は一川のその両脚の間に来てだ。それでだった。
右足を前にさっと動かした。その動きでだ。
一川の焼けて煙さえ出している急所を蹴った。忽ち鈍い嫌な音がした。
そしてその焼けた場所から血が、どす黒い血が流れる。睾丸が潰れた。
一川は声にならない叫び声をあげた。あまりもの激痛に気を失いそうになる、だが。
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