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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百二十六話 立花キリカ その4
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第二百二十六話 立花キリカ その4
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。
立花キリカを探すために、キリカの母であるユイナが住んでいるアパートを訪れた石間コウイチ。
コウイチはユイナの口から、キリカの持つ狂撃波動の力がユイナから母子感染と同じ原理で受け継がれたことを知る。
今回の事件の元凶である、桜原カエデと契約してしまったことを悔いたユイナはコウイチにキリカを救うように依頼する。
そして、キリカの帰宅を告げるインターホンの音がアパートの室内に響き渡る。
コウイチは玄関の扉を開ける。
扉の向こうには、制服をカレーの汚れで染めたキリカがいた。
「よう、またあったな、クソガキ」
「あ!アンタはあの時のおっさん!」
「おっさんじゃねぇ!石間コウイチだ!」
「なんで、アンタが私の家にいるの?」
「そーいうお前はなんで、学校を無断で早退したんだ!」
「どうして、あんたにそんなこと聞かれなきゃいけないわけ?」
「お前、この先の人生、前科者として生きるか、それとも超能力者として生きるか、どっちがいい?」
「はァ?なによ、いきなり、悪いけど、早く家から出てかないと、警察呼ぶわよ!」
「おめぇが答えたら、今すぐ出て行ってやるよ」
「そんなの、超能力者のほうがいいに決まってるじゃん!」
「キリカはこう言ってますが、ユイナさん、どうしますか?」
「キリカちゃん、今すぐ警察に自首しに行きましょう...」
「ふ〜ん、そういうこと、おっさん、警察の人?」
「違う、俺はリンクマスターだ、俺が本気を出せば、お前の体内にある力を消滅させることができる...」
「体内にある力...?」
「おめぇの学校の教員どもが地面に向かって頭を何度もぶつけて死亡した、その原因を作った力、狂撃波動だよ」
「そっか、私を取り押さえようとした先生たち、みんな死んじゃったんだ...」
「そう、つまり、君は人殺した。そして、君が人殺しになるきっかけを作った力を君に遺伝させたのは、君の母親のユイナだ」
「なるほど、私が社会に適応できなかったり、狂撃波動が無意識に発動したのは、全部、お母さんのせいってことね。それでおっさんは私の狂撃波動を消滅させて、しかも警察に自主しろって?ふざけんな!」
「じゃあ、お前はこの先、一生、世界を敵に回して生きる覚悟ができているんだな?」
「警察に自首して前科者になっても、似たようなもんよ...」
「狂撃波動を消滅させずに、断罪者(社会不適合者)として、警察に自首すれば、君は断罪者収容所に収監される、そうなれば君は、社会復帰の際に元断罪者として、この国の法律では、殺人事件の前科者ではなくなる...」
「
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