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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百二十三話  立花キリカ その1
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第二百二十三話  立花キリカ その1
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。

早朝、とある学校の校庭で行われている全校集会のお立ち台の上に校長先生が立っている。
校長先生はマイク片手に全校生徒に向かって中身のない話をしている。
そして、一人の少女が突然、お立ち台の上に立った。
校長の話を聞いていた生徒達が突然の出来事にざわつき始める。
その少女の名は立花キリカ。
お立ち台の上に立った立花キリカは両手で校長を押し倒す。
校長からマイクを盗った立花キリカは目の前に広がる全校生徒達に向かって奇声を上げる。
「キィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエアッ?」
マイクを通して大音量で放たれたキリカの奇声が全校生徒たちの聴覚に突き刺さる。
そして、すぐに教員たちがお立ち台の上に昇り、キリカを取り押さえようとする。
キリカはマイクを持ったまま、お立ち台から降りる。
キリカは全校集会を聞いていた生徒達の群れをかき分けながらマイクを通して、また奇声を上げる。
「キィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエアッ?」
マイクを通して放たれたキリカの奇声を間近で聞いた全校生徒達が怒りをあらわにしてキリカに一斉に襲い掛かる。
生徒達に集団暴行を受けながらも、キリカは奇声を上げるのをやめない。
「キィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエアッ?」
キリカの奇行に怒りをあらわにした全校生徒達の一人がキリカを地面に押し倒す。
仰向けに倒されたキリカの顔面に生徒の靴底が近づいてくる。
生徒の靴底がキリカの顔面に勢いよく直撃したその瞬間、キリカは気絶した。
目を覚ますと、キリカの目の前には保健室の天井があった。
そう、キリカの奇行は今回が初めてではないのだ。
キリカはベットから起き上がると上履きを履いて、カーテンを開ける。
キリカが目覚めたことを知った保健室の先生がキリカに近づいてくる。
「あら、キリカちゃん、やっと目が覚めたのね」
「今、何時なん?」
「今は11時ね、もうすぐ給食の時間ね」
パァンッ!
キリカが思いっきり、保健室の先生の頬をひっぱたく。
「あんがと」
キリカはそれだけ言うと、保健室のドアに向かって何度も蹴りを入れる。
背後からキリカにビンタされた保健室の先生がキリカを背中から抱きしめる。
「キリカちゃんお願い、やめて!そんなことしたら、ドアが壊れちゃうわ!」
「うるせぇ!このドア!なんで押しても開かないの?このドア!マジでふざけんな!」
「キリカちゃん!そのドアはスライドドアなの!」
「ほ〜ん、そうかい」
保健室のドアがスライドドアであることを理
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