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八条学園騒動記
第六百八十五話 大食を前面にその十二

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「試合前は寝てるらしいわ」
「練習しないで?」
「ええ、その方が力が出るって言ってね」
 それでというのだ。
「寝てるらしいわ」
「それも凄いね」
「それで試合が終わったら」
 その後はというと。
「夜の街に繰り出して」
「遊んでるんだ」
「野球よりもね」
 即ち仕事よりもというのだ。
「遊びで」
「雰囲気も悪くて」
「そうしたチームなのよね」
「千年以上だね」
「そう、強かったのはね」
 その時期はというと。
「ほんのね」
「一瞬だったんだね」
「毎年みたいにお家騒動があって」
 そうしてというのだ。
「不祥事もね」
「いつもだね」
「もうあんな悪いチームはね」
 メアリーはさらに話した。
「他にはね」
「ないよね」
「そう思うわ」
「やっぱりそうだね」
「巨人こそはね」
 まさにというのだ。
「連合一ね」
「悪いスポーツチームだね」
「悪くて弱くて恰好悪くて汚い」
「それも不人気の」
「いいところなんてないね」
 それこそ何一つというのだ。
「そうしたよ」
「最低最悪のチームだね」
「そうよ、そうした意味で有名だけれど」
「カナダはね」
「そうした有名は求めないで」
「悪名どころか汚名だしね」
「美名でね」
 それで以てというのだ。
「有名になる様にしましょう」
「是非共ね」 
 こう話してだった。
 三人で料理の大変革とカナダの長所を話して宣伝することにした、巨人という汚物そのものの話も入れて。


大食を前面に   完


                    2022・9・24
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