第六百八十五話 大食を前面にその八
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「私達だってね」
「もうだね」
「やるのだったら」
「全力でやることだね」
「そうすべきね、思えばまだね」
「努力が足りなかったね、僕達は」
「ええ」
そうだと言うのだった。
「本当にね」
「そう思うならね」
「これまで以上によ」
「努力しないと駄目だね」
「そしてその努力とはね」
「工夫だね」
「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」
メアリーはこの言葉も出した。
「そうも言うしね」
「工夫したらね」
「それでね」
「かなり変わるね」
「絶対にそうなるわ、ただお料理を作って紹介する」
「それだけだとね」
「それなりでしかないわ」
注目されるにしてもというのだ。
「流石に迷惑系は駄目だけれどね」
「迷惑系チューバーだね」
「ああなって捕まったら」
こうした末路を迎える愚か者はこの時代にも存在している、世の中何をしたかどうなるかわかっていない愚か者は何時でも何処でも存在しているものだ。
「人生終わるわよ」
「そうだよね、普通に終わってるよね」
シッドもそうした愚か者について話した。
「実際に」
「そうでしょ」
「いるけれどね」
そうした輩はというのだ。
「お店の食べものに何かしたりして」
「アルバイトしていてね」
「何でかそれをネットで流して」
「普通に炎上してね」
「それで人生終わる人がね」
実際にというのだ。
「いるね」
「そうでしょ」
「そんなことをしてもね」
「意味ないね」
「かえって評判落とすよ」
シッドはこうも言った。
「カナダのね」
「それでカナダ人のね」
「そんなことで注目されてもね」
「意味ないわよ」
それこそというのだ。
「悪名は無名に勝ると言っても」
「カナダが目指すのはそうした有名じゃないしね」
「連合でいつも注目される」
そうしたというのだ。
「そして人気者になる」
「それが望みでしょ」
「そうだよね」
「だからね」
それでというのだ。
「そんなことはしないで」
「正統派でいくんだね」
「そうよ、けれどそこによ」
「工夫を入れるんだね」
「そうして」
そのうえでというのだ。
「目立つのよ」
「カラフルなお料理にしたりして」
「そう、あとカナダにも他の国のお料理入ってきて」
「カナダなりにアレンジされてるね」
トムもそれはと答えた。
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