暁 〜小説投稿サイト〜
神々の塔
第四話 党の前でその十一

[8]前話 [2]次話
「四霊獣や」
「それぞれ四方を守ってるな」
「そや、いきなりやな」
「強い神様が出て来たな」
「むしろや」
 リーは冷静なまま述べた。
「強くない神様がおるか」
「おらんな」
「強大な力を持つから神様や」
「そういうことやな」
「そやからな」
 それ故にと言うのだった。
「この勝負もな」
「最初からやな」
「強敵を相手にする」
「そうしたものになるな」
「そや」
 まさにというのだ。
「最初から派手に戦ってくで」
「わかったわ」
「四柱一度に相手にしたらあかんな」
 ここでこう言ったのは羅だった。
「間違っても」
「そうしたら負けるのはこっちやな」
「そや」
 トウェインに答えた。
「まさにな」
「神様は強いさかいな」
「しかもこの塔は神々の領域やしな」
 羅はこのことも話した。
「そやからな」
「本来の力が発揮されてるな」
「そやからな」 
 それ故にというのだ。
「普通に出るよりや」
「さらに強いな」
「そうなってるさかいな」
 だからだというのだ。
「十人おってもな」
「相手は四柱でもやな」
「一柱一柱や」
「やってくことやな」
「その通りや、ここは集中攻撃や」 
 芥川も言ってきた。
「絶対にな」
「一柱一柱やな」
「そうして攻めてな」
 施に応えた。
「そのうえでや」
「倒してくんやな」
「そうしてく」
「そうするべきやな」
 施は芥川のその言葉を聞いて頷いた。
「というか戦のことやったらな」
「僕か」
「ああ、ほんまな」
 何と言っても言うのだった。
「軍師やさかいな」
「戦う軍師や」
 芥川は笑ってこう施に答えた。
「まさにな」
「そうなるな」
「ああ、僕は四智星の一人でな」
 それと供にというのだ。
「忍者でもある」
「それやとな」
「戦う軍師や」
「そうなるな」
「ただ戦の戦略や戦術を考えるだけやない」
 それと共にというのだ。
「さらにや」
「戦うな」
「そうする、その僕が言うことをやな」
「聞くわ」
「そうやで、ここは芥川君の言う通りに戦おうな」 
 綾乃は十人のリーダーとしてそれをよしとした、十星連合の棟梁即ちこの十人のリーダーでもあるということだ。
「是非」
「そやな、しかもな」
 中里は綾乃のその言葉に頷きつつ言った、その目は四柱の神々即ち四霊獣達から離れない。そうしつつの言葉だ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ