261 進化した杖の実力
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る事もできず、瞬殺された。光と化して消滅していく。
「凄い、山田、凄いブー!!」
「やるな、山田!!」
「え?うん、ありがとう・・・!!」
かよ子は褒められて照れた。だが、また別の敵の気配を関根や大野は感じた。
「また別の奴等が来ているのか!?」
一機の飛行機が付近に着陸した。一人の女性が降りてくる。
「どうも凄そうね。杖というのは」
「お、お前は・・・!!」
椎名も関根も目を丸くした。
レーニンは本部へと戻っていく。
「杉山さとし、貴様は確か杖の所有者から好かれていたそうだが?」
「山田かよ子の事か?」
「その通りだ。そして貴様には親友がいて喧嘩別れしたと聞く」
(大野の事か・・・)
「それがどうした?」
「杖を我々の元に戻す為の作戦に利用したいのだ。貴様を切り離したいところだが、そうなると私が上手くうごけなくなってしまうからな。そこでだ」
レーニンの元に一人の女が入ってきた。
「お呼びでしょうか?レーニン様」
「おお、来たか、ラ・ヴォワザン」
「また杖の奪取に動いてみるか?」
「私めに!?なんと光栄な!」
「それでは、貴様にはやって貰いたい事がある」
「はい?」
レーニンの姿が杉山に変わる。
「レーニン様?」
またレーニンの姿に戻った。
「今のは杉山さとし。私が偽物の杖、護符、杯の影響で動けなくなった際にこの少年が私に身体を提供してくれたのだ。時に逆らう事があるが切り離す訳にもいかぬ。そこでだ、貴様の黒魔術でこの杉山さとしの幻を作って貰いたい」
トロツキーは先へと進んでゆく。目指すは平和を正義とする世界との境界線である。
(奴等はいる・・・!!)
トロツキーは標的をとある少年と定めていた。
「お前は赤軍・政治委員の吉村和江だな!!」
「その通りよ。一度『そっちの世界』に捕まった事はあるけど何とか逃げ出せたわ。貴女の杖、変わったみたいね」
「え・・・?」
かよ子は自分の杖の事について言及していると直ぐに察した。
「だからって渡さないよ・・・!!」
「どうかしら?」
吉村は銃を出していた。かよ子は杖を構えた。杖から電撃を放つ。吉村も同様に発砲した。電撃を銃弾で相殺して防御したのだった。
「この銃は防御にも役に立つわね」
「な・・・!!」
かよ子はもう杖が攻略されたと焦った。
「ついでに皆纏めて死にな!」
吉村は銃を何発も発砲した。外に出ていた仁吉や大政もなんとかそれぞれの槍や刀で回避できたが、守るだけで精一杯だった。
「銃なら某も得意だぜ!」
綱五郎が発砲した。吉村の前で大きな爆発を起こした。
「やったか!?」
だが、吉村はその綱五郎の銃撃にも耐えた。
「ふふ・・・」
「き、効いてねえだと!?」
「なら、俺の出番だな!
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