第百三十四話 徐庶、敵陣を見るのことその二
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人って犬や猫でもなれるのかよ」
「ええ、そうよ」
まさにその通りだとだ。張梁が覇王丸に答える。
「犬や猫どころか猿とか蛇でもなれるし」
「そうだったのか」
「木とか琵琶とか。石でもなれるわよ」
「そういえばだ」
右京がだ。張梁の今の話から思い出したことがあった。それは。
「司馬昭だったか。あの娘の持っている力は」
「そうそう。琵琶精でしょ」
「そういうことか。他の二人にしても」
「それぞれ狐と鳥でしょ?」
「頭が九つあるな」
司馬尉に至っては九尾だ。それだけ恐ろしい力があるということだ。
「つまりはか」
「そう、動物とかでも仙人になれるのよ」
「その素質があればか」
「仙骨とかね。そういうのがあれば」
仙人には修業しただけでなれないものがあるのだ。元々備わっているものがなければだ。
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