L10話 それぞれのsufferings【交錯】
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機嫌さを露わにして話し始める。
「あの男は我々の情報を世間に流しすぎた。今の所メディアコントロールで、ウワサ程度にしかなっておらんが???今後はわからん。そればかりではない、仮面ライダーとなって我々のエージェントを潰しまわっていると聞く。」
「やはり、消えてもらうしかございませんか……」
「しかし???」
評議員の1人が懸念を述べる。
「彼を殺せば、あの人……いや、【得体の知れぬ】者が芋づる式に現れるかも???」
「では……どうするべきか。」
すると……1人が手を挙げる。
「私に……お任せください。」
「ほう、ウィル。君が……」
「私とジェイコブで対処いたしましょう。彼と私が一番若い。」
「そうか……では採決だ。彼に委託する者は立ってくれ。」
人々が………立ち上がった。
?????※?????
「」フラフラ
「あのお兄さんなんでキョロキョロ
「しっ、見ちゃダメよ……」
女子高生の聖地 原宿。この地域を含め、結ヶ丘ができてからはエルシャム王国の影響か、自由な風潮を象徴するような街となった。
つまるところ、人の賑わいも極致を見せたのだが……そこに挙動不審な男 中川那由多が。
「クソっ……ぐわーっ!」
後悔とやるせなさに苛まれ、よくわからない奇声を上げる那由多。その念を持って歩いているからなのだ。
さて……そんな彼の数メートル直線上に人影が。
「」チラチラ
その人影???もとい、そのJK 平安名すみれ。以前に隼人たちと少し一事のあるクラスメイト。
さて、そんな彼女は周りの視線を気にしながら、口にクリームをつけながらクレープの味に大袈裟なほど歓喜する。
「うわ〜♪美味しそーう!!」チラチラッ
注目を集めたい彼女ではあるが、悪目立ちすらする気配は皆無である。
「場所が悪かったみたいね。」
流石に彼女も目立っていないことを察したのかその場を去ろうとするが……
「おわっ!」
「ギャラクシィ!!」スッ
刹那。衝突しかける那由多とすみれの2人。しかしすみれはすんでのところで躱した。
そして那由多のタックルの餌食になってしまったのは……
「目が…目がぁ!アーッ!!」
「ちょっ???私のクレープ!!」
顔がクリームまみれの那由多に、すみれは怒り心頭で肩を揺さぶる。
「ちょっとどうしてくれんのよ!!あのクレープ意外に高かったんだから!」
「いや知らねぇよ〜!」
顔はクリームまみれの無様な姿で叫び声を上げる那由多。
ここに速人がいれば間違いなく大爆笑の上でネタにしまくっていたに違いない。
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