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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百三十三話 司馬尉、陣を語るのことその七
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ものを話に出した。無意識のうちにそうしたのだ。
「悪になるのね」
「ピザまんもそやな」
「それはまた違うと思うけれど」
 包は率直にその二人に突っ込みを入れた。
「けれどまあ。光も闇もそれ自体は悪じゃないのは」
「その通りじゃ。悪は心じゃ」
 また言う翁だった。あくまでそう話す。
 そしてだった。彼はだ。静かにだ。
 人の心、目には見えないものを見ているのだった。
 その心を見つつだ。人は言うのであった。
「己だけが絶対に正しいと思い他のものを害するものはじゃ」
「それが悪なのね」
「わしは最近そう思えてきたのじゃ」
 翁が今になって辿り着いたものだった。

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