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神々の塔
第四話 党の前でその六

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「力になる」
「獣やモンスターのことを知っててもな」
「その通りや、そやからな」
「リーがおることはな」
「有り難いわ」
 今回の冒険にというのだ。
「ほんまにな」
「その通りやな」
「この十人は最強や」
 シェリルは食べながらこうも言った。
「誰が何と言おうがな」
「最強の十人やな」
「知識の面でもな」
「隙がないか」
「ほんまにな」
「あの戦では負けたけどな」
 施はこのことをあえて話に出した。
「しかしな」
「それでもやな」
「十人全員おったらな」
 芥川に話した。
「誰にもや」
「負ける気がせんか」
「ああ」
 こう言うのだった。
「どんな神仏にもな」
「そう言われるとな」
「自分も思うな」
「ああ」 
 芥川は施の問いに真面目な顔で答えた。
「僕等は確かに負けたが」
「エカテリーナちゃん達にな」
「その敗北から這い上がってな」
「これまで以上に強くなってるな」
「今の時点でな、そやからな」
「最強の十人やな」
「まさにな、そして最強と言うてもや」
 それでもというのだ。
「上を目指せるで」
「空は果てがない」
 羅の言葉だった。
「何処までもや」
「上に行けるな」
「龍は空にを昇ってな」
「さらに上に行けるな」
「そや、宇宙までや」
 それこそというのだ。
「行ける、上には限りがない」
「そやから何処までもな」
「強くなれるな」
「生きものは成長しようと思ったらな」
「果てなく成長出来るな」
「ああ、そやから僕等もな」
 羅に笑って話した。
「もっとや」
「最強からな」
「さらに強くなれる、そしてな」
「塔を踏破してやな」
「その強さを手に入れて」
 そうしてというのだ。
「あの三人を倒してな」
「そして世界もな」
「救うんや、強い力があってこそ」
「何かが出来てな」
「世界も救える」
「そやな」
「世界を救う為には強い力が必要や」
 トウェインは言い切った。
「もうそれはな」
「言うまでもないな」
「ああ、何の力もないとな」
「何も出来んわ」
 芥川は言い切った。
「ほんまな」
「自分を救うことすらな」
「出来へん、しかしな」
「力があれば」
「それがめっちゃ強いとや」
「世界も救えるな」
「そや、そして最初は誰もが無力や」 
 そうであるというのだ。
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