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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百三十二話 一同、北に向かうのことその九
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かを護ること、それ自体が戦いだから」
「そうした意味で続くのよ」
「なら俺もか」
 自分のことにも当てはめて言う華陀だった。
「俺もまたそうなんだな」
「そうよ。ダーリンは病魔との戦いよ」
「それを経ていくのよ」
「だからこそ。ダーリンもまた戦士なのよ」
「戦っているからこそね」
「よし、それならだ」
 確かな顔になり微笑む華陀だった。そうしてだった。 
 前を見てだ。彼女達に言った。
「なら俺はこの果てしない病魔との戦いを進んでいこう」
「何処まであるかわからなくても」
「それでもなのね」
「そうだ、それでもだ」
 前を見ている目には曇りはない。そのうえでの言葉だった。
「俺は戦う。人々を蝕む病魔を救う為に」
「じゃあダーリンもなのね」
「あたし達とも一緒に行ってくれるわね」
「勿論だ」
 当然だという返答だった。
「俺も共に戦おう。あらゆる世界でな」
「これで次元の守護者がまた増えたわね」
「頼もしい仲間がね」
 二人にとっては喜ばしいことだった。華陀は大きく羽ばたくことになった。そしてそのえうでだ。彼もまた決戦に向かうのだった。運命の決戦に。


第百三十二話   完


                           2011・12・18

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