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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百十九話 竹田マサタカ その2
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第二百十九話 竹田マサタカ その2

都会から家族と共に田舎に引っ越してきた高校生・竹田マサタカ。
武田マサタカは田舎に住み人々の歪んだ嫉妬心により、家と両親を失ってまう。
絶望の底に突き落とされたマサタカの前に、この物語の黒幕である、桜原カエデが現れる。
そして、桜原カエデはマサタカに、共に世界を壊そうと手を差し伸べる。
マサタカは桜原カエデの口から放たれる荒唐無稽な言葉の数々に疑心暗鬼を隠せない。
しかし、桜原カエデの手から放たれた狂撃波動が何の罪もない農民を自死へと導く非現実的な光景がマサタカを変えようとしていた。
「これで、私が言っていることを、信じてもらえたかしら?」
「あの農民を...どうして殺したんですか?」
「どうして...?それは、あなたが私の言葉を信じないからよ...」
「あの農民は、なにも悪いことはしていない...なのに!」
「悪いことをしても、してなくても、人はいつか死ぬわ...」
「人を殺したことになんのうしろめたさも感じないのなら、あなたは僕の家族を殺した奴と同じだ、あなたに僕を憐れむ資格はない」
「でも、あなたは、自分の両親を殺した人間を殺したいと思ってる、そうでしょ?」
「そ、それは...」
「そんな、あなただからこそ、私は手を差し伸べた...」
「でも、さっきあなたは、善悪にかかわらず、人間は皆、いつか死ぬと言った...なら、わざわざ世界を壊す必要はないのでは?」
「確かに人は皆、いつか死ぬ、でも人は他者と交わることで子孫を残せる、その不毛かつ偽善的な連鎖が醜い人の欲望を必要以上に美化して、人々に不幸と過ちを繰り返させる...」
「つまり、あなたは人類を滅ぼして、この世界から人間同士の争いや、それによって生じる不幸や悲劇を根絶しようとしている...」
「賢い子ね、でも、その解にたどり着いたということは、あなたが自分を取り巻く世界に絶望している何よりの証拠なのよ...」
「わかっています、心のどこかで僕はあなたを畏怖しながらも、その禍々しい力に惹かれてしまっている...」
「私と契約すれば、あなたに狂撃波動の力を与えてあげてもいいわ...」
「そんなことが可能なのですか?」
「ええ、そもそもこの狂撃波動は本来、私の力ではない、旅の途中である人物から無理やり押し付けられた力なのよ...それで、あなたの答えは...?」
「僕は...桜原カエデ...あなたと契約します...」
「この契約に生じる危険性について、あなたには聞く権利があるわ...」
「その危険性について、聞けば、僕はおそらく、あなたと契約せずに、両親の仇も取れずに一生後悔し続ける人生を送ることでしょう。だから僕は、あえてその危険性について聞くつもりありません、よって僕はあなたと契約する...!」
桜原カエデの右手か
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