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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百三十二話 一同、北に向かうのことその三
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「そして次にだ」
「そちらの世界ですか」
 共に飲んでいる?義が応える。
「そうなりますね」
「そうだ。奴等はそれぞれの世界を行き来できる」
 これもわかっていた。
「だからこそこちらの世界に来たのだしな」
「私達がこちらの世界に来たのは」
 ここで李が言った。
「あの方々の力ですが」
「ああ、あの人達な」
 ジャックもいる。彼は怪物達についていささか引きながら述べた。
「ちょっとな。尋常じゃない人達だからな」
「尋常ではないといいますか」
 李もだ。ジャックに応えて述べる。
「あの、本当に人間なのか」
「わからないところがあるからな」
「それは同感ね」
 ?義もだった。そのことはだ。
「あの人達は能力も凄いから」
「俺は最初見て妖怪だと確信したぜ」
 ジャックはつまみの干し魚を食べながら述べた。
「間違いなくな」
「私もです」
 そしてそれは李もだった。
「出て来ただけで爆発が起こりますし」
「あれはどういった現象なのか」
 嘉神も真顔で言う。
「それがわからない」
「妖術、いえ仙術なのかしら」
 ?義が言い換えたのは妖術なら悪しき存在が使うものと思ったからだ。
 だからだ。こう言い換えてなのだった。
「あれは」
「おそらくそうだと思いますが」
「だが。謎が多いな」
 李と嘉神が述べる。
「あの力はかなりですから」
「かなり疑問もある」
「けれどあの人?立ちがいてくれてな」
 ジャックは疑問符と共に述べた。
「有り難くはあるな」
「ですね。それは間違いありません」
 ?義もだ。彼等を頼りになる味方とはわかっていた。
 しかしだ。どうしてもなのだった。
「ですが。あの方々は」
「何者かわからないところもあるな」
 嘉神も言った。そうしてだった。
 彼はだ、仲間達にこう述べたのだった。
「だが。味方だ」
「そして仲間ですね」
「俺達のな」
「そのことは変わりない」
 例え彼等の能力や外見が人間のものではないにしてもだというのだ。
「なら共に戦おう」
「はい。例えここに急に出て来ても」
 ?義は微笑みだ。自分の前の皿にある焼売を食べながら言った。
「安心すればいいですね」
「まあ出て来る度に爆発起こるけれどな」 
 ジャックはやや苦笑いだった。
「あの理屈もわからねえけれどな」
「ですね。謎の塊の様な方々ではあります」
 李も述べる。そんな話をしながら飲む彼等だった。そしてまただった。
 嘉神がだ。飲みつつ言ったのである。
「出陣も間近か」
「はい、間も無くです」
 ?義が答える。
「あと数日のうちに」
「そうか。本当にいよいよだな」
「そうです。そして行く先は」
「北だな」
 嘉神は?義に言われる前に述べた。
「その北に
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