暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第45話 続く厄介事
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「そう、共通点。それは……」

「「「「「それは?」」」」」

「休んでるのは皆胸の大きな娘よ!」

「「「「「な、なんだってぇ〜!?」」」」」

 今更だけどこのクラスの娘達って随分とノリがいいわね。って何でそこで皆揃って私と龍巳の方を向いてくるかな!?

「胸の大きな娘……」

「じゃあ次に休むのは……」

「っていうか」

「何でこの姉妹は揃ってこんなに……!」

「そういえば姉の黒歌さんも……」

「羨ましい……」

「妬ましい……!」

 えっ!? な、なんで皆そんなに両手をワキワキさせながらすこしずつ詰め寄ってくるのかな!? あと目のハイライトが消えてるような気がするのは私の勘違いじゃないわよね!?

 私と龍巳は胸を抑えてジリジリと後ずさるんだけど、それに合わせて皆離れただけ近寄ってくる。っていうかなんでその中にレイナーレまで混じってるかな!? あんただって十分大きいでしょう!? アーシアは……うん、いつも通りおろおろしてる。いつも通りで安心する一方助けはまったく期待できないわね。

「あ、あの、皆……」

「お、落ち着く……」

 2人で呼びかけてみるんだけど……

「一体何食べたらそんなになるのよぉ!!」

「少しよこしなさい!」

「触らせろぉ〜!」

「「に、にゃぁああああああああ!?」」

 一斉に胸に向かって飛びかかってくる皆に対して、私たちはただ悲鳴を上げるしかなかった。







「なんてことがあったんですよ」

「ふふっ、それは大変だったわね」

「……笑い事じゃない」

 あのあと結局私たちは次の授業が始まるまで皆にもみくちゃにされつつ胸を揉まれまくった。女の子同士だからといってあれはないんじゃないかな? 男の子たちの目だってあったんだし。

「それより火織、早く食べようぜ!」

「はいはい、慌てないのイッセー」

 そう言って私は作ってきたお弁当を各自に配る。昨日言った通り、今日の朝食と昼食は私が作った。で、今日は昼食は皆部室に集まって食べようってことになったんだけど、別にここまでしなくていいんじゃないかな? いくら私の料理が珍しいからって。

 ちなみに朝食は味わってる時間がなかったわ。理由は昨日以上の修羅場がイッセーの部屋で展開されてたから。朝食の準備がないことを良い事に、今朝は黒姉と龍巳がイッセーのベッドに忍び込んでたみたい。その上後から白音や部長、アーシア、レイナーレが合流して昨日以上の修羅場に。朝食作ってる時2階がすっごい騒がしかったわ。

 で、その結果朝食を食べてる時間が無くなっちゃって、結局皆朝食を掻き込んで急いで登校、遅刻ぎりぎりになっちゃった。だから部長やアーシ
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