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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百三十二話 一同、北に向かうのことそ一
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「あまり考えたくはないですが」
 陸遜もだ。その顔を青ざめさせて関羽のその言葉に応える。
「その可能性もです」
「否定できないか」
「医学では胎児や人の内臓も使います」
「ではそういったものをか」
「はい、普通は使わないそうしたものをです」
「食していた可能性もあるか」
「若しくは。実際にです」
 陸遜の顔は白くなっていた。血の気がさらに引いている。
 その顔でだ。彼女は言うのだった。
「人を。生身の人を」
「喰らっていたのか」
「過去に実際にそうした輩もいましたし」
 この国だけでなくだ。多くの国にある話ではある。
「ですから。その可能性もです」
「否定できないな」
「司馬尉はそもそも人ではありません」
「心がそうでないからだな」
「はい、ですからそうしたことも充分に考えられます」
 そうだというのだ。
「だからこそ恐ろしいのです」
「そしてその魔皇帝をか」
「私達は倒さなければなりません」
「敵は多いな」
 歯噛みする強い顔になってだった。関羽は言った。

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