第六百八十四話 連合一の大食の国その十一
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「大きく変わる」
「動き出すのかな」
「前にな」
「そうなるんだね」
「俺が思うにな」
「日本から離れたら」
「その時こそな、というか日本の皇室のことを言ってもな」
「韓国皇室ないからね」
「そうしてもな」
それでもというのだ。
「意味がない」
「韓国って日本の皇室にもこだわってるね」
「異常にな」
「そうだよね」
「韓国は今は共和制だが」
国家元首は大統領である、
「かつては王国だった」
「李氏朝鮮の頃までだね」
「一応帝国だった時もある」
大韓帝国である、ただしその歴史は十三年しかなく他ならぬ日本に併合されてしまって消え去っている。
「しかしな」
「殆ど王国だったね」
「高句麗も新羅も高麗もな」
「それで李氏朝鮮も」
「どの国もな」
韓国の歴代王朝はというのだ。
「王だった、王と皇帝ではだ」
「全く格が違うからね」
「王は皇帝の下にあり」
このことは連合でもエウロパでも同じとされている、
「皇帝が王を任命してだ」
「その上に君臨しているね」
「もう圧倒的にだ」
それこそというのだ。
「その存在はな」
「皇帝の方が上で」
「それでだ」
「かなりだね」
「韓国は劣等感を持っている」
日本の皇室に対してというのだ。
「どうしようもないだけにな」
「王様と皇帝で」
「日本が皇室を戴いているだけでな」
「韓国としてはだね」
「我慢出来ないことなんだ」
「洪童はどうでもよくても」
「それも何とかしたいというか」
さらに言うのだった。
「忘れることだ」
「日本の皇室のことも」
「そうだ、そうしたらいい」
こう言うのだった、そしてだった。
洪童はトムに韓国のことを話していった、そうして。
その話が一段落ついたところでトムに笑顔で言った。
「頑張れよ」
「有り難う、僕頑張るよ」
「ああ、そうするんだ」
エールを送った、そして彼等の試みが成功することも心から願った。
連合一の大食の国 完
2022・9・16
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