第三話 準備を整えその十
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「その様に」
「労働時間もちゃんとせんと」
「給与も大事ですが」
こちらの額のことだ。
「そして福利厚生も」
「ちゃんとせんとね」
「また労働時間もです」
「気をつけんとあかんね」
「起きた世界では一日二十時間労働等」
二十四時間の中でだ、この話は某巨大掲示板であった話でその状況から逃れる為に書いた人が書き込みする人達も助言を受けて努力しそれが適ったというものである。
「あるそうですが」
「一日二十時間労働って」
「これは極端ですが」
「それ死ぬで」
綾乃は眉を顰めさせて答えた。
「絶対に」
「はい、事実です」
太宰もそれはと答えた。
「お身体にかなりです」
「負担かかってたんやね」
「過労で」
まさにこれで、であったことは言うまでもない。
「お若いのにお年寄りの様なです」
「状況やったんやね」
「それで流石にです」
「身体がもたへんで」
「精神的にも」
こちらから見てもであったのだ。
「それで退職され」
「何とか助かったんやね」
「再就職出来たか僕は知りませんが」
「そうしたことずっとやと」
「お仕事は大事ですが」
生きる糧を得る為にもだ。
「そやけどですね」
「倒れるか」
「本当にお亡くなりになります」
「そやね」
「事実産業革命の頃のイギリスでは」
労働問題が生まれたその時と場所の話であった。
「労働者の健康状態はです」
「よおなかったんやね」
「劣悪な環境で長時間働くのですから」
「身体も壊すのも当然やね」
「ですから」
それ故にというのだ。
「多くの人がです」
「身体を壊して」
「労働問題という問題がです」
「出て来たんやね」
「そうでした」
「それで今もやね」
「長時間の労働はです」
まさにこれはというのだ。
「悪いものです」
「そやからやね」
「十星連合もです」
政府としてというのだ。
「労働問題には真剣にです」
「取り掛かってるんやね」
「法を定め」
そうした問題を解決する為にというのだ。
「そしてです」
「労働時間もその中にあって」
「定めていてです」
「監督もして」
「健全である様にしています」
「そういうことやね」
「ですから僕もです」
太宰もというのだ。
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