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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード ~歌と魔法が起こす奇跡~
GX編
第145話:希望の日差し
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事で意見が一致したところだ。つー訳で奏、手ぇ出しな」
「ん?」
颯人は端的にガルドに状況を説明しつつ、奏の手を取りプリーズの指輪を彼女に嵌め魔力を分け与えた。それは彼女に、ウィザード型ギアを使わせる為の準備。このまま通常ギアで戦い続けるのは厳しいと考えての事であった。
「軽くお色直ししときな」
〈プリーズ、プリーズ〉
「あぁ、サンキュー。よし! そんじゃ、行くかッ!!」
受け取った魔力を糧に、奏が念じるとギアがそれに応え奏のガングニールをウィザード型ギアに変化させる。
響達はそれに続く様にイグナイトモジュールを起動させた。
「イグナイトモジュール、抜剣ッ!!」
【DAINSLEIF】
響がイグナイトを起動させると、他の装者達もそれに続いてイグナイトを起動。ギアを黒く染めた装者達が一斉にキャロルへの攻撃を開始した。
「おりゃぁぁぁぁっ!!」
真正面から響が拳で殴り掛かる。意図的な暴走状態によるブーストされたパワーでの一撃が、しかしキャロルには障壁で容易く防がれた。
その下方からはクリスと調によるガトリングと丸鋸による射撃が放たれる。雨霰と飛んでくる銃弾と丸鋸の弾幕を、キャロルはこれも障壁で防ぎ一発も寄せ付けない。
「今更イグナイトなどッ!!」
響やクリスらの攻撃を意にも介していない様子のキャロルであったが、それでも煩わしいのか腕を振るいながら伸ばした糸で響を切り裂きながら引き剥がし、クリス達には砲撃をお見舞いした。
「うわぁぁぁぁぁっ!?」
「立花ッ!」
空中に吹き飛ばされた響を、翼がキャッチしながら近くのまだ形を保っているビルの屋上に着地する。響は全身切り裂かれはしたが、ギアの防御力のお陰でそこまで深い傷は負っていない。あちこちに切り傷がある程度だ。
「私は大丈夫です。でも、クリスちゃんと調ちゃんがッ!?」
「あちらは大丈夫だ」
翼が視線を向けた先では、キャロルからの砲撃をアーマードメイジとなった透とケイオスタイルのキャスターとなったガルドが共に障壁で防いでいるのが見えた。方や純粋に防御力を上げた姿、もう片方は魔法の威力を底上げした姿の魔法使いになった2人の防御は、キャロルの容赦の無い砲撃をも受け止める事に成功していた。
自分の砲撃を2人掛りとは言え受け止められている事が面白くないキャロルは更に砲撃の出力を上げようとした。だがそれよりも先に、隙を晒したキャロルの左右からマリアと切歌が飛び掛かった。
「ハァァァァァッ!!」
[SERE†NADE]
「ヤァァァァッ!!」
[対鎌・螺Pぅn痛ェる]
「フンッ!」
視覚外からの奇襲攻撃、しかしキャロルはそれを一瞥もせずに対応した。
必殺の意思を持って放たれた2人の一撃は
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