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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百十三話 外山リキ その1
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「家に帰りたくないの、私。私のお母さん、再婚したんだけど、私、お母さんの再婚相手の人とうまくいってなくて...」
「まぁ、君からしたら他人だもんね...」
「うん、だからすっごいいやらしい目で私のこと見てくるの、もう最低!」
「なんか、嫌なことされたの?」
「うるさい?」
「ごめん、ちょっと無神経だったかな...」
「うん、無神経、こっちはとっとと忘れようとしてるのに...でも、この川を見ていると落ち着くのよ...」
「こんな汚い川なのに?」
「汚いから好きなのよ、周りのみんなに汚いと思われているこの川は、それでも、流れを止めることはない。私はこの川みたいに強くなりたいの」
「...学校とか、言ってるの?」
「急に話題変えたの、私のこと変な女だと思ったから?」
「ち、違うと思う...どっちかっていうと、なんて答えていいのか、わからなかったから...」
「通信制。私のお母さん、貧乏なの、だから、お金持ってる人と再婚したの」
「それじゃあ、なんで通信制の学校に通ってるの?」
「お母さんの再婚相手の人に恩を着せられるのが嫌なの。だから、私、お母さんに嫌われちゃった...私が再婚相手の人と『仲良く』できないから...リキ君、趣味は?」
「趣味?まぁ、テレビ鑑賞とか、かな...」
「つまんな」
「作業所から帰っても、妹の世話とか、家事とかで忙しいんだよ...」
「私の趣味はコレ」
イズミがリュックサックからスケッチブックを出して、リキに手渡す。
リキはスケッチブックをめくる。
「うわぁ、すげぇ、イズミって絵が上手なんだね」
「うん、好きなんだ」
リキは夢中になってスケッチブックのページをめくる。
リキはスケッチブックに書かれた見覚えのあるイラスト↓を見て、困惑する。
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