第150話
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女の自業自得でしょうが………――――――とはいえ、私とアイドスに関しては後方からの援護しか行うつもりがありませんから、私とアイドスを主力にする考えは止めて下さい。」
「え………ど、どうしてですか……!?」
呆れた表情で呟いた後気を取り直して答えたフェミリンスの言葉を聞いたエリオットは驚いてフェミリンス達に訊ね
「エイドスは”現代のゼムリアの人々の力”を知る為にも貴方達に”力試し”を科したのだから、異世界の女神である私達を貴方達の”主力”にしたら”力試し”にならないもの。」
「それに”神”同士が”本気”を出してぶつかり合うような状況、”神格者”でもない”人間”の貴方達がついていく事等不可能でしょう?」
「い、言われてみれば確かに……」
「というか神同士が本気を出してぶつかり合う状況なんて、冗談抜きで”世界の終末”になりかねないわよ。」
「うむ。それこそ”巨イナル一”が生まれる原因となった焔の至宝と大地の至宝のぶつかり合いすらも霞む程の事態になる事も十分に考えられるの。」
「ア、アハハ………お祖母ちゃん自身は普通に戦ってくれるし、後方からの援護のみとはいえ、女神二柱による支援を受けられるだけでも十分過ぎますよ。」
アイドスとフェミリンスの話を聞いた仲間達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中マキアスは納得し、疲れた表情で呟いたセリーヌの推測にローゼリアは頷き、エマは苦笑しながら呟いた。
「ま、あの二人を主力にしなくても今のあたし達の戦力なら例え”空の女神”が相手であろうとも十分よ。」
「はい……ッ!」
苦笑しながら呟いたサラの推測にトワは明るい表情で頷いた。
「フッ、アルノール皇家兄弟の絆と力も空の女神に照覧してもらおうじゃないか、セドリック、アルフィン!」
「ふふっ、そういえばわたくし達兄妹が3人揃って協力するのはこれが初めてになりますわね。」
「僕達の為にエイドス様の説得を託してくれたアリシア女王陛下のお心遣いに応える為にも……そして父上の期待に応える為にも協力して乗り越えましょう……!」
静かな笑みを浮かべて呟いたオリヴァルト皇子の言葉にアルフィンは苦笑しながら同意し、セドリックは決意の表情でエイドスを見つめながら自身の戦意を高め
「――――――今こそ、”帝国の二大武門”と称された我ら”アルゼイド”と”ヴァンダール”の力を存分に振るう時!」
「はいっ!空の女神にもとくとご照覧して頂きましょう――――――我らのアルノール皇家への忠誠を!」
「僭越ではありますが、ヴァンダール流総師範にして現当主マテウスに代わり、マテウスの後妻オリエ・ヴァンダールと嫡男ミュラー・ヴァンダール
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