第150話
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〜???〜
「クソが……ッ!」
「つ、強すぎるよ……」
「1体1体が僕達全員で挑まなければならないレベルの”化物”クラスの使い手なのに、それが7体もいるとか理不尽過ぎるぞ……!?」
「しかも、セプト=グリモアを乗り越える事ができたとしてもアドル君達を乗り越えないとエイドス様に辿り着く事ができないのだから、あまりにも厳しい”試練”だよ……こんな事なら素直に最初からエステル君達に同行を頼むべきだったよ……」
「頼みの綱は”援軍”だが……問題はその援軍がいつ来るかもそうだが、この特殊な場所を探り当てる事もできるかどうかだな……」
自分達の劣勢の状況にアッシュは悪態をつき、エリオットとマキアスは不安そうな表情で呟き、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き、ミュラーは複雑そうな表情で呟いた。
「……!」
「それっ!!」
一方アリサ達の回復の時間稼ぎの為にそれぞれの協力者達が戦っている中マクバーンに変身したセプト=グリモアがSクラフト―――――ジリオンハザードによって発生した大火球を放つとエウシュリーちゃんはスカートを翻して無数の魔導砲弾を放って大火球に命中させた。すると無数の魔導砲弾が命中した大火球はエウシュリーちゃん達の前に辿り着く前に大爆発を起こした事で敵のSクラフトは無効化された。
「ふう、何とかしのげましたね〜。」
「あの火焔魔人の大技まで防ぐとか、冗談抜きで何なのよ、アンタは……」
「フフ、エウシュリーちゃんは”メイド天使”ですわよ?――――――それよりも、次が来ますわ……!」
安堵の溜息を吐いて呟いたエウシュリーちゃんを疲れた表情で見つめながら呟いたサラに微笑みながら指摘したシャロンは敵が次の攻撃の動作に入っている事に逸早く気づくと二人に警告して戦闘を再開した。
「……!」
「二の型―――――疾風!!」
リィンに変身したセプト=グリモアと戦っているアネラスは敵がクラフト―――――疾風を繰り出す構えを見ると相手の技を相殺する為に同じ技を繰り出したが――――――
「……!」
「しまった、”疾風じゃなくて裏疾風”……!?あうっ!?」
敵が繰り出した技はアネラスが放った技の上位技である為全ては相殺できず、ダメージを受けて怯んだ。
「頑張って下さい!!」
その時ティータがアネラスの頭上に回復弾を放つクラフト――――――バイタルカノンを放って回復エネルギーを降り注がせてアネラスのダメージを回復し
「……!」
「させるかぁっ!!」
アネラスを回復したティータを見て先にティータを無力化する事を判断した敵はティータ目掛けて炎の斬撃波を放ったが、アガットがティータの前に飛び込んで竜気を纏った衝撃波を放って相殺した。
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