第六百八十四話 連合一の大食の国その四
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「もうな」
「応援もだね」
「する、それじゃあな」
「うん、沢山食べることも宣伝するよ」
「そうしろ、普通に大飯喰らいならいいしな」
「普通に?」
「流石に今日行っていいかって聞いていいって言われて行かずにな」
洪童は嫌そうな顔になって話した、それはその目にそうしたものを見てそのうえで語っている顔だった。
「今日行くって言ってな」
「お邪魔してかな」
「それでお邪魔しますも言わないでふんぞり返って尊大な笑顔で来てな」
「凄い態度だね」
「遠慮なくその家で食うならな」
「それはアウトだね」
トムもここまで聞いて述べた。
「図々しいよ」
「そうじゃなかったらいいだろう」
「というかそこまで図々しい人っているんだ」
「いるぞ、これがな」
「そうなんだ」
「それも五十のおっさんだ」
「いや、五十でそれって」
トムはその年齢を聞いて驚いて言った。
「幾ら何でもね」
「ないか」
「十代でも相当だよ」
「マナーがなってないな」
「どんな家で育ったかって」
その様にというのだ。
「誰だって思うよ」
「それが五十でもな」
「そうなんだ」
「ああ、だから嫌われていた」
「そりゃそうだろうね」
「親が甘やかしてだ」
それでというのだ。
「そうなった」
「相当酷い甘やかし方だったね」
「そうだな」
「うん、けれど普通に沢山食べる分にはいいね」
「そうして人様の家に上がり込んでよりはな」
「いいね」
「俺も流石にこうした人にはなりたくない」
洪童は心から言った。
「本当にな」
「誰だってそう思うよ」
トムは冷静に返した。
「流石にね」
「酷過ぎてだな」
「うん」
実際にというのだ。
「本当に子供でも何この子ってなるのに」
「五十でそれだからな」
「どんな人生送ってきたのかな」
「流石に今は誰にも相手にされていないが」
「そうだろうね、そんな親戚いて欲しくないよ」
こうもだ、トムは言った。
「実際にね」
「そうだな、だがカナダではそんな人は少ないか」
「謙虚で控えめな人ばかりで」
それでというのだ。
「そうした人はね
「いいことだな」
「そうだよね」
「それも宣伝出来るだろう」
洪童は真顔で話した。
「沢山食うならな」
「そのことも」
「ああ、また言うがな」
洪童はさらに話した。
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