第七十二話 キャンバスライフその四十七
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「あの鎧着た超人ね」
「はい、イギリスの」
「あのキャラクターみたいになのね」
「あの漫画子供の頃に読みまして」
「私って一人称がいいと思ったの」
「恰好よくて礼儀正しいと思ったので」
だからだというのです。
「聖闘士星矢でも強いキャラの一人称は私ですよね」
「そういえばそうね」
この漫画も知っていて頷くことが出来ました。
「確かに」
「小説でも作家さんの一人称そうですね」
「私なのね」
「太宰治とか」
「そうした作品あるわね」
太宰はあまり知らないです、というか言われてみますと文学作品はこれまで然程読んだことはありません。
ですがそれでも読んだことのある作品のことから言いました。
「自分とか僕もあるけれど」
「自分っていうと関西じゃ一人称か二人称かわからないですから」
「使わないの」
「そうしています」
「関西の方言じゃそうよね」
「ですから自分は使わない様にしています」
「ややこしくなるから」
関西の方言の特徴です。
「気をつけてるのね」
「そうなんですよ」
こう私に答えてくれました、そして。
私達はかんろだいのすぐ前に並んで座ってそうしておつとめをしました、その後で新一君は私に言ってきました。
「じゃあ教祖殿と祖霊殿も」
「参拝させてもらうのね」
「そうしません?」
「新一君ってよくそうしてるわね」
教祖殿と祖霊殿の参拝もです。
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